老後の備えって?~任意後見契約・死後事務委任契約

「おひとりさまの老後の備え」と、近年よく聞くようになりましたが、単身もしくはお子様のいらっしゃらない方でなくとも、老後にご家族等からの支援が受けられない場合もあり、多くの方にとって、老後に備えておくのは大切なことだと思います。

 ただ、備えると言っても、どこから考えれば良いのか・・・と迷われると思います。

 そういった場合には、いきなり任意後見契約(判断能力が低下した時に、誰に何を頼んでおくか決めておく契約)を考えるより、死後事務をどうするかを検討されると良いかもしれません。

 死後事務は、文字通り、亡くなられた後のこと、すなわち、亡くなられた時の葬儀、供養等のことを言いますが、これらのことを誰にどこまで頼むかということは、ある程度具体的にイメージできるのではないでしょうか。

 そこから、老後、最期をどのように迎えるかを考えるきっかけにしても良いかもしれませんね。